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【JPIERE-0621(v11)】請求照合伝票の伝票番号の自動採番を別トランザクションにする

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請求照合伝票の伝票番号の自動採番の処理を、伝票の新規登録とは独立したトランザクション処理にシステムコンフィグ設定で切り替えられるようにしました。そうすることで、並列で請求照合伝票の登録ができるようになります。

【技術情報】

  伝票番号を自動採番する場合、伝票の新規登録と伝票番号の自動採番は同じトランザクション制御になります。つまり長時間のプロセスが実行されており最後までコミットされないようなケースにおいて、その間ずっと伝票番号を採番している「番号シーケンス」はロックされます。そのため同じ番号シーケンスを使用した伝票の新規登録や別プロセスの実行はできなくなります。

 このカスタマイズは伝票の新規登録と伝票番号の採番を別トランザクションにすることで、ロックを回避して他の処理も並列でできるように意図しています。

システムコンフィグ設定

JP_DOCUMENTNO_TRX_MATCHINV

  • Y … 伝票の新規登録と伝票番号の自動採番処理は別トランザクションになります。
  • N … 伝票の新規登録と伝票番号の自動採番処理は同じトランザクションになります。※iDempiereの標準的挙動と同じなります。

【補足説明】

  システムコンフィグ設定で「JP_DOCUMENTNO_TRX_MATCHINV」を"Y"にして、請求照合伝票の新規登録のトランザクションと伝票番号の自動採番のトランザクションを分けて、並列で伝票登録できるようにする場合で、自動仕訳の転記処理を伝票の完成時に行っている場合、【JPIERE-0620(v11)】原価詳細を作成しない設定のシステムコンフィグ設定「JP_CREATE_COST_DETAIL」を"N"にすることで、一連の請求照合伝の票登録->完成の処理が他の処理からロックされることなく行えるようになります。

カスタマイズ情報

モディフィケーションクラス

  • org.compiere.model.MMatchInv

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