概要
標準原価は品目原価タブの"現在の原価"フィールドに記録されており、在庫評価を行う毎に更新されます。そのため標準原価の履歴を保持するために、JPiereではプライスリストを使用します。プライスリストはバージョンにより日付毎の金額を保持する事ができ、在庫評価レポートでも使用できたり、販売用プライスリストを自動作成するための基準としても活用できるので、標準原価の履歴を保持するのに適任です。在庫評価用プライスリストの更新プロセスでは、評価日付でプライスリストのバージョンを作成し、標準原価をプライスリストにコピーします。
在庫評価用プライスリストの更新プロセス
- 在庫評価レベルがバッチ/ロット(属性セットインスタンス)レベルの場合は、在庫評価用プライスリストの更新プロセスの処理対象外です。
- 在庫評価用プライスリストを実行する前に、評価日付の組織在庫のタイムスタンプのデータが作成されている必要があります。在庫評価用プライスリストの更新プロセスでは、組織在庫のタイムスタンプ内に存在している品目マスタに対して行われます。