入荷伝票の明細と仕入請求伝票の明細を照合する請求照合伝票ですが、入荷伝票のプラスの数量の明細と、仕入請求伝票の割引(クレジットメモ)の数量と照合できてしまいます。入荷伝票のマイナスの数量の明細と仕入請求伝票の割引(クレジットメモ)の数量と照合を行うのであれば、理解はできますが、それでもマイナスの数量とプラスの数量の照合になるので、数値管理上わかりずらくなり好ましくありません。
そこで、JPiereでは、照合できる入荷伝票と仕入請求伝票とをベース伝票タイプで制限し整理しました。
照合できるベース伝票タイプの組み合わせ
入荷伝票はベース伝票タイプが"MMR-入荷伝票"の伝票 と仕入請求伝票はベース伝票タイプが"API-仕入請求伝票"の伝票。
入荷伝票のマイナス数量の明細は、仕入請求伝票のマイナス数量の明細と照合して下さい。仕入請求伝票(割引)のプラスの数量とも理論上は照合しても問題ありませんが、数値管理上好ましいとは思えないので、JPiereでは入荷伝票のマイナス数量の明細と仕入請求伝票(割引)のプラスの数量は照合できないようにエラーチェックしています。
仕入先返品出荷伝票はベース伝票タイプが"MMS-出荷納品伝票"の伝票 と仕入請求伝票はベース伝票タイプが"APC-仕入請求伝票(割引)"の伝票。
仕入請求返品出荷伝票は、必ず仕入請求伝票(割引)と照合するようにして下さい。仕入請求返品出荷伝票のプラスの数量の明細は、仕入請求伝票のマイナスの数量の明細と照合する事は可能ですが、数値管理上好ましいとは思えないので、JPiereではエラーチェックをしています。
カスタマイズ情報
関連するクラス
- jpiere.base.plugin.org.adempiere.base.JPiereInvoiceLineModelValidator