iDempiereのデスクトップ上に表示されるガジェットの中に、直近で更新したデータにアクセスする事ができる"最近のアクセス項目(Recent Items)"というガジェットがあります。
最近のアクセス項目(Recent Items)ガジェットを非表示にする事で、パフォーマンスが向上します。最近のアクセス項目(Recent Items)ガジェットを使用しないのであれば、非表示にしておきましょう!!
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多くのケースで、上記のイメージのように左側のサイドバーに表示されるようになっているのではないでしょうか?。そして、普段ほとんど使う事はないのではないでしょか?
この普段何気なく表示されている(もしくはサイドバーに格納されている)最近のアクセス項目ガジェットですが、実はこれは、表示されるようになっているだけで、ウィンドウであるデータを更新する度に、このダッシュボードガジェットも更新されていますので、結構なサーバーの負荷になっています。
この最近のアクセス項目ガジェットの更新処理は、データを保存した時はもちろん、保存しなくても、あるフィールドの値をちょっと変更しただけでも、行われます。最近のアクセス項目が初期設定では10件ほど表示されるようになっているのですが、その10件のレコードを再取得するSELECT文が10回発行されています。
最近のアクセス項目を使用していないのであれば、この処理はまったくの無駄です。マシンスペックが低いPCであれば、この最近のアクセス項目ガジェットを表示しないようにするだけで、データ入力に対する操作感が軽くなっているのを体感できるかもしれません・・・。
ユーザーが行える設定
最近のアクセス項目ガジェットはユーザーが個人毎に画面右上にあるプレファレンスのガジェット管理で非表示にする事ができます。
ガジェット管理メニューをクリックして表示される、ダッシュボードガジェットポップアップウィンドウで、左側に"最近のアクセス項目"を移動させてOKボタンを押すと、非表示になります。
システム管理者が行える設定
システム管理者であれば、最近のアクセス項目ガジェットそもそも使用しないようにしてしまう事もできます。個人的には、iDempiereの導入時に"最近のアクセス項目"ガジェットは使用しない方針にして、この方法で使用できなくしてしまうのがおススメです。
システムクライアントにログインして、ダッシュボードコンテンツ編集ウィンドウで"Recent Items"のレコードのアクティブフラグをOFFにして下さい。
【補足説明】JPiereではバージョン3.1より最近のアクセス項目は非アクテイブにしています。
JPiereではバージョン3.1より最近のアクセス項目は非アクテイブにしています。もし、どうしても使用したい場合は、アクティブにして使用して下さい。そしてその際には、下記の方法で最近のアクセス項目にが表示するレコード件数を減らす事をおススメ致します。
最近のアクセス項目(Recent Items)ガジェットをどうしても使用したいケースもあるかもしれません。その場合は、デフォルトで10件となっている表示件数を少なくすることをおススメ致します。
システムコンフィグ設定で"RecentItems_MaxShown"のレコードで表示件数を設定する事ができます。ここに設定する値を少なくすることでその分、発行するSQLの回数を少なくする事ができます。