振替仕訳伝票のインポートプロセスです。
振替仕訳のインポートの仕様
振替仕訳伝票インポートでは、振替仕訳伝票のデータをインポートする事ができます。
しかし同じデータが既に登録されている場合は、更新は行わずインポートしる事はできません。これはインポートするデータがトランザクションデータであるためで、データの整合性を確保するためでの仕様です。
同じデータがどうかは、データ移行識別子(JP_DataMigration_Identifier)に入力がある場合は、データ移行識別子(JP_DataMigration_Identifier)で行います。データ移行識別子(JP_DataMigration_Identifier)は振替仕訳伝票(GL_Journalテーブル)にも追加されており、振替伝票のデータ移行識別子の値と、インポートするデータ移行識別子の値が同じであれば、同じデータと判断し、インポートしないようにしています。これはiDempiereの振替仕訳伝票の仕様上、組織が異なる場合、同じ伝票番号が存在する事を許容しているためで、伝票番号だけでは必ずしもデータを一意に識別できない事により、データ移行識別子(JP_DataMigration_Identifier)でデータを一意に識別する事を意図しています。
データ移行識別子(JP_DataMigration_Identifier)に入力が無い場合は、伝票番号で同じデータかどうか判断します。
インポートする情報
基本的にインポートテーブルのカラム名と同じ組織マスタのカラム名にデータがインポートされます。
◆インポート処理しないカラム
下記のカラムは今後の拡張性を考慮してインポートテーブルに追加されており、2018年7月10日現在、インポート処理されません。
- UserElement1_ID
- UserElement2_ID
- JP_Tax_Name
- C_Tax_ID
- JP_Order_DocumentNo
- JP_Order_ID
- JP_ContractContent_DocNo
- JP_ContractContent_ID
カスタマイズ情報
関連するクラス
◆jpiere.base.plugin.org.adempiere.process.JPiereImporGLJournal
-> 振替仕訳伝票をインポートするクラス。
関連するテーブル
◆I_GLJournalJP
-> 振替仕訳伝票をインポートする中間テーブル。