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【JPIERE-0446】SAMLによるシングルサインオン(SSO)

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SAML(Security Assertion Markup Language)を使ったシングルサインオン(SSO)です。

この機能はJPiereサポーター特典です。

JPiereサポーターになる事で、SAMLによるシングルサインオン(SSO)の機能を無料で使用する事ができます。

機能概要

SP-initiated と IdP-initiated に対応しています。

SAML Requestはリダイレクトバインディンのみに対応しています。

SAML Responseはポストバインディングのみに対応しています。

XML署名

◆SAML Requestへの署名

SP-Initiatedにおいて、IdPに送信するSAML Requestには署名はしません。

◆SAML Responseの署名

SAML Requestに署名がされている場合は検証します。SAML Responseへの署名は任意です。

◆Assertionの署名

Assertionに署名がされている場合は検証します。Assertionへの署名は任意です。

 

XML署名のアルゴリズム

XML署名には次のアルゴリズムの組み合わせを使用する事ができます。

  • RSA & SHA-1
  • RSA & SHA-256
  • RSA & SHA-512

 

ユーザーの識別とログイン処理

SAML ResponseのNameIDタグの情報にユーザーを識別します。JPiere/iDempiereのログイン処理に必要な、職責や組織などの情報は、前回ログインした情報を参照して行います。前回ログインした情報が無い場合は、ログイン画面の職責選択画面に遷移します。


【JPIERE-0447】組織の変更履歴

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組織の変更履歴を記録するテーブルです。

組織の変更履歴タブ

組織ウィンドウの子タブに変更履歴タブを追加しました。

変更履歴タブ(JP_Org_Historyテーブル)

期間を重複して名称を持つことはできません。

組織の変更履歴タブ
組織の変更履歴タブ

◆名称

開始日付と終了日付の期間における組織名称を入力して下さい。

◆開始日付

名称が使用開始となった日付。

◆終了日付

名称が使用終了となった日付。

組織の変更履歴の活用法

ウィンドウでの活用法

組織の変更履歴を記録しておく事で、伝票などのように日付があれば、バーチャルカラムの機能を使用して、その日付当時の組織の名称を表示する事ができます。

◆活用方法の下準備:旧組織名称を表示したいテーブルにバーチャルカラム(SQLカラム)を追加します。

ここでは例として、受注伝票(C_Orderテーブル)に、旧組織名称(JP_Org_OldName)カラムを追加し、転記日付(DateAcct)時点の組織の名称を表示します。

テーブルとカラム
テーブルとカラム

バーチャルカラムに設定するSQLは次のようになります。

【バーチャルカラムの場合】

(SELECT h.Name FROM JP_Org_History h WHERE h.AD_Org_ID = C_Order.AD_Org_ID  AND  h.DateFrom <= C_Order.DateAcct  AND  h.DateTo >= C_Order.DateAcct )

【バーチャルUIカラムの場合】

@SQL=SELECT h.Name FROM JP_Org_History h WHERE h.AD_Org_ID = @AD_Org_ID@ AND h.DateFrom <= TO_DATE('@DateAcct@','YYYY-MM-DD') AND h.DateTo >= TO_DATE('@DateAcct@','YYYY-MM-DD')

 

【補足説明】バーチャルカラムとバーチャルUIカラム

 バーチャルカラムの設定を"@SQL="で開始する事で、"バーチャルUIカラム"という機能が発動し、レコードが選択された時にSQLが発行されるようになります。そのため、SQLがウィンドウを開いた時に必ず実行される"バーチャルカラム"と比較して、ウィンドウを開く際のパフォーマンスの観点で優れています。

 しかしながらバーチャルUIカラムの場合は、レコード選択時にその都度SQLが1つ多く実行される事になります。わずかながらシステムのリソースを消費している事は意識しておく必要があると思います。

 バーチャルUIカラムを使用する上で考慮すべき点は、レコードが選択されるまで、バーチャルUIカラムの情報は表示されないという事です。ウィンドウの一覧表示においてレコードが選択されて編集状態になるまで、バーチャルUIカラムの情報は表示されません。

 その他のバーチャルカラムとバーチャルUIカラムの挙動の違いとして、バーチャルUIカラムはコールアウトのように挙動するのに対して、バーチャルカラムは保存した際に表示が変更になる事です。

 これらの事を考慮して、バーチャルカラムを使用するかバーチャルUIカラムを使用するのか検討して下さい。

 ※バーチャルUIカラムはiDempiere6.1より使用する事が出来る機能です。

 

◆表示例

組織(AD_Org_ID)フィールドに選択した組織の、2017年11月6日時点の名称が、旧組織名称(JP_Org_OldName)に表示されています。

受注伝票
受注伝票

バーチャルUIカラムだと、一覧表示において選択されているレコードのみ旧組織名称が表示されます。すべてのレコードで旧組織名称を表示させたい場合は、バーチャルカラムの機能を使用する必要があります。

バーチャルUIカラムの例
バーチャルUIカラムの例
バーチャルカラムの例
バーチャルカラムの例

 

組織マスタは下記のように設定しています。

組織マスタ
組織マスタ

【ポイント】組織マスタには組織コードを管理するためのマスタと考え、組織の名称は組織の変更履歴に保存する運用方法

 頻繁に組織変更がある会社は多いと思います。どんなに組織変更が多い場合でも、変更前の組織は、変更後のいずれかの組織に引継がれるはずです。

 組織マスタを組織コードを管理するためのマスタと考え、組織の変更履歴を組織の名称マスタとして考えると、変更前の組織を引き継いだ変更後の組織は同じ組織コードとする運用にすれば、組織マスタを新規で作成する必要はありません。変更前の名称と変更後の名称を、変更履歴タブに登録すれば良いだけです。

 そのように考えれば、組織間でのデータを振替えるような作業が不要になりますので、組織変更に係る作業も軽減されるのではないでしょうか?

レポートでの活用法

ウィンドウと同様にレポートでも、日付を指定してJOINする事で、当時の組織の名称を表示する事ができます。

カスタマイズ情報

テーブル

  • JP_Org_History

クラス

  • jpiere.base.plugin.org.adempiere.model.MOrgHistory

【メルマガバックナンバー】OSS-ERPメールマガジン第22回

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--[OSS-ERPメールマガジン第22回]-----------------------------------

オープンソースのERPの話題を中心としたメールマガジンです。

このメールマガジンは下記の方にお送りしています。

・Webサイトから問合せを頂いた方。

・萩原秀明と名刺交換をさせて頂いた方。

・萩原秀明が講演するセミナーへ参加された方。

※配信の停止を希望される方は、その旨をご返信下さい。

※このメールマガジンは、iDempiereのメール送信機能を活用して、

発行しています。

 

-----------------------------------------------------------------

 

自称、日本のiDempiereのエバンジェリスト(*´▽`*)

株式会社OSS ERP Solutionsの萩原秀明です。

 

今年の秋にラグビーのワールドカップ(W杯)が日本で開催されます。

学生の頃にラグビーをやっていたので、1試合くらいは会場に行って

観戦したいなと思っていますが、まだチケットが買えていません…。

(ToT)

 

 

それでは、第22回目のOSS-ERPメールマガジンをお届けします。

 

 

目次

----------

[1]JPiere6.2 2019年5月版インストールパッケージ公開

[2]iDempiereワールドカンファレンス2019開催(10月31日/11月1日)

[3]夏季休暇(6月26日~28日)のお知らせ

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

[1]JPiere6.2 2019年5月版インストールパッケージ公開

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

iDempiereの日本商習慣対応ディストリビューションであり、プラグイン

であるJPiereの最新バージョン6.2の 2019年5月版インストールパッケージ

を公開しました。

 

https://www.compiere-distribution-lab.net/jpiere62-201905/

 

業務機能として大きく改善した所としては、棚卸資産の評価方法があります。

■期末棚卸評価方法に売価還元法を追加。

■色々な期間を指定した在庫評価額のシミュレーション機能。

 

汎用的なユーティリティ機能としては、JPiereオリジナルの添付ファイル

機能を追加致しました。添付ファイルを直接検索できるようにするなど、

iDempiere標準の添付ファイル機能よりも、使いやすくしたつもりです!!

 

そして地味ですが、一覧レポートの表示件数を制限した際に、その制限を

超えた場合に、その旨のメッセージを最後に表示するようにしました。

 

その他にもいくつも機能改善しています。

詳しくは下記リンク先を参照して下さい。

 

https://www.compiere-distribution-lab.net/jpiere-lab/release-note/jpiere6-2-201905/

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

[2]iDempiereワールドカンファレンス2019開催(10月31日/11月1日)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今年の10月31日と11月1日の2日間、フランスでiDempiereワールド

カンファレンスが4年ぶりに開催されます。

 

そして、その後に有料の開発者向けワークショップが11月4日~6日に

かけて開催されます。

 

https://wiki.idempiere.org/en/IDempiere_World_Conference_2019

 

 

弊社とお取引頂いている皆様にはご理解頂いて、今回もぜひ参加したいと

思っています。

※期間中でもメールでの連絡はできるようにする予定です!!

 

前回は、とても充実した時間を過ごす事ができましたので、今回も今から

楽しみにしています。

 

興味のある方は、2015年のワールドカンファレンスとワークスショップの

様子を下記のリンク先に書いていますので、参考にして下さい。

 

■2015年のワールドカンファレンスの様子

https://www.compiere-distribution-lab.net/idempiere-world-conference-2015-extra/

 

■2015年のワークショップの様子

https://www.compiere-distribution-lab.net/idempiere-workshop-2015-extra/

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

[3]夏季休暇(6月26日~28日)のお知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

6月26日(水)、27日(木)、28日(金)の3日間、少し早い夏休みを頂く予定です。

 

この期間のメールやご連絡には、返答するのが遅くなると思いますが、

ご理解のほど、よろしくお願い致します。

m(_ _)m

 

 

 

 

 

─────────────────────────────────

■発行人:萩原秀明

   http://www.compiere-distribution-lab.net/

■協力:株式会社オープンソース・イーアールピー・ソリューションズ

   http://www.oss-erp.co.jp/

 

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【iDempiere PJ Reports】iDempiere Wiki更新情報(2019n年6月)

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【iDempiere PJ Reports】iDempiere 更新情報(2019年6月)

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IDEMPIERE-3979:Record Access Exclude problem(不具合修正:Release-6.2)

IDEMPIERE-3439IDEMPIERE-3936 - foreign constraints(Release-6.2)

※マイグレーションスクリプトあり

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2019年9月6日(金)銀座でiDempiere / JPiere無料セミナー

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2019年9月6日(金)にオープンソースのERP iDempiere とiDempiereの日本商習慣対応プラグイン群であるJPiere"無料"セミナーを開催致します。"ERP"という言葉を知っている方ならどなたでも、ご参加頂けます。

ERPとしてだけではない、iDempiere/JPiereの活用法をご案内いたします。

 

開催概要

開催日時: 2019年9月6日(金) 13:30-16:40

 受付は13:10分から開始致します。

開催場所: 中小企業会館(銀座2丁目)会議室A(8階)

東京都中央区銀座2-10-18 [地図]

◆交通手段

東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」11出口徒歩1分

東京メトロ銀座線「銀座駅」A13出口徒歩7分

参加費: 無料

定員:10名(先着順/事前登録制)

参加申込:問い合わせフォームよりお申込み下さい。

リンク先の問い合せフォームより、2019年9月6日(金)実施の"セミナーに参加される旨のメッセージ"と、"お名前"と連絡先の"メールアドレス"を入力し、お申込み下さい。

セミナー内容

iDempiereは、前身にあたるオープンソースのERP Compiere(コンピエール)を含めて考えると20年の歴史があるオープンソースのERPです。購買管理、在庫管理、販売管理、会計管理(財務会計&管理会計)、顧客管理と企業の基幹業務を幅広くサポートしており、カスタマイズも容易で、国内でも導入が進んでいます。 オープンソースのメリットとしてライセンス料の削減が一番に注目されますが、iDempiereの注目すべきメリットはそれだけではありません。コスト削減だけではないオープンソースERPの活用方法をiDempiereの概要説明に、簡単なカスタマイズの手法説明やデモンストレーションを交えてご紹介致します。

iDempiere業務機能概要とデモンストレーション

iDempiereのカスタマイズ手法の概念とデモンストレーション

JPiere概要説明

リンク先の問い合せフォームより、2019年9月6日(金)実施の"セミナーに参加される旨のメッセージ"と、"お名前"と連絡先の"メールアドレス"を入力し、お申込み下さい。

主催

株式会社オープンソース・イーアールピー・ソリューションズ
株式会社オープンソース・イーアールピー・ソリューションズ

【iDempiere Lab】レポートのCSVダウンロードのダブルクォーテーション

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iDempiereのレポートからCSV形式でダウンロードしてみると、ダブルクォーテーションで囲まれているデータと囲まれていないデータがある事に気が付きます。

そのダブルクォーテーションで囲まれるデータと囲まれていないデータの違いについて調査及び研究し、その成果をまとめています。

一覧レポート
一覧レポート
ダウンロードしたCSVデータ
ダウンロードしたCSVデータ

ソースコード

 CSVのデータにダブルクオテーションを付ける処理は、ReportEngineクラスのcreateCSVvalue()メソッドで行われています。

ReportEngineクラスcreateCSVvalueメソッド
ReportEngineクラスcreateCSVvalueメソッド

このロジックでは、delimiterという変数に格納されている",(カンマ)"と、Character.isLetterOrDigit()メソッドで"false"が返された場合に、"(ダブルクオテーション)が付けられている事が分かります。

Character.isLetterOrDigit()メソッドは、Java Doc上では「指定された文字が汎用文字または数字かどうかを判定します。」と説明されています。

つまり、汎用文字か数字以外の文字がダウンロードするデータに含まれている場合、"(ダブルクオテーション)が付けられるようになっています。

具体的に言うと、"-(ハイフン)"や"_(アンダーバー)"、"/(スラッシュ)"などが含まれていると、"(ダブルクオテーション)が付けられるようになっています。

ダブルクォーテ―ションで囲まれているデータと囲まれていないデータの混在しているCSVについて

iDempiereのCSVダウンロードの仕様だと、ダブルクオテーションで囲まれているデータと囲まれていないデータが混在する事になります。

この事に少し気持ち悪さを感じるかもしれませんが、iDempiereのインポート処理としては、CSV形式の一般的な記述のお作法に則っていれば、ダブルクオテーションで囲まれているデータと囲まれていないデータが混在していても、問題無くインポート処理してくれます。

試しに、勘定科目のインポートを行ってみました。

ダブルクォーテーションの混在するCSVデータ
ダブルクォーテーションの混在するCSVデータ

CSVデータは"ダブルクォーテーションで囲まれているデータと囲まれていないデータが混在しています。

いずれも、問題無くインポートする事ができました。

CSVのインポート処理は、各アプリケーションに依存する部分があるかもしれませんが、"(ダブルクォーテーション)の処理についてちゃんとサポートしているアプリケーションであれば、混在していても問題無く処理してくれるのではないかと思います。

もし、iDempiereのCSVデータをインポートするアプリケーション側で"(ダブルクォーテーション)のあるorなしの混在が上手く処理できない場合は、しょうがないのでReportEngineクラスのcreateCSVvalue()メソッドをカスタマイズして、強制的に"(ダブルクォーテーション)を付けるなどして頂ければと思います。

参考サイト

【iDempiere PJ Reports】iDempiere Wiki更新情報(2019年7月)

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【iDempiere PJ Reports】iDempiere 更新情報(2019年7月)

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IDEMPIERE-3439:Create System windows to analyze all clients and users(機能改善:Release-6.2)

※マイグレーションスクリプトあり

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【iDempiere Lab】一覧レポートのダウンロードするファイル形式を選択するリストのカスタマイズについて

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 iDempiereでは一覧レポートで表示したデータを、色々な形式(ps、xml、pdf、html、txt、ssv、csv、xls)でダウンロードする事ができます。

このダウンロードするファイル形式を選択するリストをどのようにすればカスタマイズできるか調査及び研究し、その成果をまとめておきます。

このダウンロードするファイル形式の選択リストは、ZkReportViewer.javaのcmd_exportメソッドで実装されています。

最初にエクスポートアイコンを押したタイミングで、エクスポートポップアップウィンドウが作成されて、その処理の中でファイル形式の選択リストも作られます。

このソースコードを見ている限りでは、パラメータ設定で制御できるようには実装されていないようです。そのため、この選択リストをカスタマイズしたい場合には、直接ソースコードを修正する事になると思います。

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【なんでも研究日誌】SAMLのKeyInfoタグのX.509の証明書から公開鍵を取り出す

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SAML Responseに任意で含まれるKeyInfoタグのX.509証明書のBase64エンコーディングデータから公開鍵を取得する方法について調査及び研究し、そのせ成果をまとめています。

SAML Response
SAML Response

OpenSSLのインストール

X.509証明書のBase64エンコーディングされたデータの中から、公開鍵を取り出すツールとしてOpenSSLを使用します。そのためOpenSSLを予めインストールし、使用できる状態にして下さい。

X509証明書のBase64エンコーディングデータをテキストファイルに保存

SAML Response(レスポンス)のKeyInfoタグにあるX509Certificateタグの値をコピーして、テキストエディタに張り付けて保存して下さい。

拡張子をcrtに変更し、ダブルクリックします。

テキストファイルの拡張子をtxtからcrtに変更します。

ダブルクリックすると証明書ウィンドウが立ち上がります。

「詳細」タブで「公開キー」を選択し、「ファイルにコピー」ボタンを押します。

エクスポートされたファイルをテキストエディタで確認すると、ファイルの先頭に-----BEGIN CERTIFICATE-----と、そして最後に-----END CERTIFICATE-----と挿入されており、X.509証明書のBase64エンコーディングされているデータも改行されている事がわかります。

OpenSSLを使用して、X509証明書から公開鍵を取り出す

OpenSSLのコマンドを使用して、X509証明書から公開鍵を表示させる事ができます。

openssl x509 -in x509.cer -pubkey

【なんでも研究日誌】SAMLにおけるBase64エンコーディング処理について考える

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 iDempiereにおいてSSO(Single Sign On / シングルサインオン)を実現しようと、SAMLを使って実装しました。そしてテストした所、下記のように「Illegal base64 character d」というエラーと遭遇しました。このエラーはBase64エンコーディングされたデータの中に、使ってはいけない文字がある旨のエラーメッセージです。そこで、このコンテンツでは、SAMLにおけるBase64エンコーディング処理について考えてみたいと思います。

Illegal base64 character d
Illegal base64 character d

Base64エンコーディングとは

Base64とは、「A~Z」の26文字と「a~z」の26文字、そして「0~9」の10文字に、「+」と「/」の合計64文字を使用して(※実際にはパディングとして「=」も使われる)、英数字以外の文字を扱う事の出来ない通信環境においてマルチバイト文字やバイナリーデータを扱うためのエンコード方式です。

Illegal base64 character d」のエラー原因

「Illegal base64 character d」のエラー原因は、Base64エンコーディングされたSAMLレスポンスの中に、改行コード(\r\n)が含まれている事にありました。

java.util.Base64.getDecoder().decode()処理
java.util.Base64.getDecoder().decode()処理

ソースコードの処理としては、HttpServletRequestからSAMLResponse(SAML レスポンス)を取得し、Javaが用意してくれているBase64デコード処理のクラスを使って、デコードしている時にエラーになっていました。

改行コードに使われている"\"はBase64で使用できる文字では無いので、エラーを出力しているようです。

 

なぜBase64エンコーディング処理されているSAMLレスポンスに改行コード(\r\n)が含まれているか?

Base64エンコーディング処理で使用できる文字に"\"は含まれません。でも実際にSAML レスポンスの中には、改行コードが含まれていました。これはSAMLの仕様を読むと理解できます。

◆HTTP POST BindingにおけるBase64エンコーディング処理について

SAMLのBindingの仕様書saml-bindings-2.0-osにおいては、POST Bindingにおいて「Base64エンコーディングした値は、適切な長さでline-wrapしてもよい」と記載されています。

saml-bindings-2.0-osのHTTP POST Bindingのメッセージのエンコーディング処理について
saml-bindings-2.0-osのHTTP POST Bindingのメッセージのエンコーディング処理について

ここでline-wrapは、改行を意味しているようです(※Wikipedia:Line wrap and word wrap)。SAMLのPOST Bindingでは仕様で、Base64エンコーディングしたデータを改行する事を許可(MAY)しています。

そして、わざわざ改行しても良いと許可(MAY)しているのは、原則としては"改行しない"事を意味していると思われます。実際、私がIdP(Identity Provider)として使用していたKeyCloakでは、POST BindingにおけるSAMLレスポンスはBase64エンコーディングされていますが改行は含まれていませんでした。

 

なぜBase64エンコーディングしたデータを改行するのか?

繰返しますが、Base64エンコーディング処理で使用できる文字に"\"は含まれません。では、なぜわざわざBase64でエンコーディングしたデータに改行コード(\r\n)を含めるのでしょうか?

Base64でエンコーディングされたデータに改行コードが含まれていると、デコードする際に改行コードを取り除かなくてはいけませんので率直に言って手間ですし、IdP側でもBase64エンコーディングした後で改行処理を加えているはずですので、IdP側でもSP側でもシステムリソースを無駄に消費しているように思えます。

 

MIME(マイム) 【 Multipurpose Internet Mail Extensions 】

Base64でエンコーディングされたデータに改行コードを含めるのは、歴史的な経緯で慣習的なもののようです。電子メールで英数字以外のデータを取り扱えるようにする拡張仕様のMIMEにおいてBase64が使われており、MIMEの仕様の中ではBase64でエンコーディングしたデータを76文字毎に改行しなければならない(MAST)との事です。

Base64にエンコーディングしたデータに改行を入れるメールの仕様は、さすがに影響が大きいようで、SAMLの仕様にも影響を与えているのではないかと思いますし、世の中にある他のBase64のエンコーディング処理にも影響を与えているのではないかと思います。

 

RFC 4648 : The Base16, Base32, and Base64 Data Encodings

RFC4648においては、仕様で改行を加えるように定義されていない限りBase64エンコーディングされたデータの中には改行を含めてはならない(MUST NOT:禁止)とされています。

3.1.  Line Feeds in Encoded Data

   MIME [4] is often used as a reference for base 64 encoding.  However,
   MIME does not define "base 64" per se, but rather a "base 64 Content-
   Transfer-Encoding" for use within MIME.  As such, MIME enforces a
   limit on line length of base 64-encoded data to 76 characters.  MIME
   inherits the encoding from Privacy Enhanced Mail (PEM) [3], stating
   that it is "virtually identical"; however, PEM uses a line length of
   64 characters.  The MIME and PEM limits are both due to limits within
   SMTP.

   Implementations MUST NOT add line feeds to base-encoded data unless
   the specification referring to this document explicitly directs base
   encoders to add line feeds after a specific number of characters.

【ポイント】SAMLのPOST BindigにおけるSP側の処理

SAMLのPOST Bindigにおいては、Base64エンコーディングされたSAML レスポンスに改行を含めるのは許可(MAY)されていますので、SP側はBase64デコードする際には改行コードが含まれている事も想定した実装をしないといけません。

ただ個人的には、SAMLのPOST BindigにおいてBase64エンコーディングしたデータに改行を含めるのはシステムリソースを無駄に消費するだけだと思うので、IdP側にはわざわざ改行を含めるような事はして欲しくないなと思います…。

ちょっとはまったし…(T.T)

他にもはまる人はいるだろうし…(T.T)

【JPIERE-0448】一覧表示カスタマイズウィンドウ

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iDempiereの標準入力画面のウィンドウは、一覧表示において項目の並び順をユーザーの個人レベルでカスタマイズする事ができます。そのデータはAD_Tab_Customizationテーブルに格納されています。

しかしながら、そのテーブルのデータを表示するウィンドウがありませんでした。

そのためJPiereではそのデータを確認する事ができるウィンドウを作成しました。

 

グリッド表示カスタマイズ(Grid Customization)ウィンドウ

【iDempiere Lab】一覧表示のユーザー毎のカスタマイズのリセット

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 iDempiereの標準データ入力画面であるウィンドウは、一覧表示において表示項目の並び順をユーザー毎にカスタマイズする事ができます。このカスタマイズをリセットする方法が実装されました(iDempiere6.2より)ので、調査及び研究しその成果をまとめておきます。

一覧表示のカスタマイズ
一覧表示のカスタマイズ

リセットするのは簡単です。

ポップアップウィンドウの左下にあるリセットボタンをクリックするだけです。

リセットボタンを押すと、右側の表示がブランクになります。

そしてOKボタンを押して下さい。

上記で、ユーザー個別の一覧表示のカスタマイズデータは削除され、デフォルト状態に戻ります。

【メルマガバックナンバー】OSS-ERPメールマガジン第23回

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--[OSS-ERPメールマガジン第23回]-----------------------------------

オープンソースのERPの話題を中心としたメールマガジンです。

このメールマガジンは下記の方にお送りしています。

・Webサイトから問合せを頂いた方。

・萩原秀明と名刺交換をさせて頂いた方。

・萩原秀明が講演するセミナーへ参加された方。

※配信の停止を希望される方は、その旨をご返信下さい。

※このメールマガジンは、iDempiereのメール送信機能を活用して、

発行しています。

 

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自称、日本のiDempiereのエバンジェリスト(*´▽`*)

株式会社OSS ERP Solutionsの萩原秀明です。

 

最近、家の近くのフィットネスクラブに入会しました。

体を動かす事は大好きなので、これまでも週に1回くらいは軽く運動するよ

にしていましたが、10年ぶりくらいに本格的に鍛え直そうと思っています!!

 

ベンチプレスの生涯目標である150キロを持ち上げたいと思っています!!

もちろん、OSS ERPの普及活動も引き続き頑張ります!!

p(^.^)q

 

 

それでは、第23回目のOSS-ERPメールマガジンをお届けします。

 

 

目次

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[1]9月6日(金)銀座でiDempiere/JPiereの無料セミナー開催

[2]SAMLを使ったシングル・サイン・オン(SSO)!!

[3]iDempiereワールドカンファレンス2019開催(10月31日/11月1日)

 

 

 

 

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[1]9月6日(金)銀座でiDempiere/JPiereの無料セミナー開催

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

9月6日(金)13:30から銀座でオープンソースのERP iDempiereと

iDempiereの日本商習慣対応プラグイン群であるJPiereの無料セミナーを

開催致します。

ERPという言葉を知っている方ならどなたでも、ご参加頂けます。

 

ERPとしてだけでない、業務アプリケーションの開発フレームワークと

してのiDempiereの魅力もお伝えします!!

 

事前予約制となっておりますので、参加ご希望の方は下記を参照して下

さい。

 

■2019年9月6日(金)銀座でiDempiere / JPiere無料セミナー

https://www.compiere-distribution-lab.net/event-2019-09-06/

 

 

 

 

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[2]SAMLを使ったシングル・サイン・オン(SSO)!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

会社には色々なシステムがあると思います。そしてシステム毎にIDと

パスワードが必要となり、その管理が1つの課題となります。

 

その課題を解決するための一つの方法として、シングル・サイン・オン

(SSO)があります。

 

JPiereでは、SAMLを使ったSSOを実装しました。

 

https://www.compiere-distribution-lab.net/jpiere-0446/

 

この機能は、JPiereのサポーターになって頂いた方に特典として提供

しています。

JPiereサポーター制度とその特典につきましては、下記をご参照下さい。

 

https://www.compiere-distribution-lab.net/jpiere-lab/supporter/

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

[3]iDempiereワールドカンファレンス2019開催(10月31日/11月1日)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今年の10月31日と11月1日の2日間、フランスでiDempiereワールド

カンファレンスが4年ぶりに開催されます。

 

そして、その後に有料の開発者向けワークショップが11月4日~6日に

かけて開催されます。

 

https://wiki.idempiere.org/en/IDempiere_World_Conference_2019

 

 

弊社とお取引頂いている皆様にはご理解頂いて、今回もぜひ参加したいと

思っています。

※期間中でもメールでの連絡はできるようにする予定です!!

 

前回は、とても充実した時間を過ごす事ができましたので、今回も今から

楽しみにしています。

 

興味のある方は、2015年のワールドカンファレンスとワークスショップの

様子を下記のリンク先に書いていますので、参考にして下さい。

 

■2015年のワールドカンファレンスの様子

https://www.compiere-distribution-lab.net/idempiere-world-conference-2015-extra/

 

■2015年のワークショップの様子

https://www.compiere-distribution-lab.net/idempiere-workshop-2015-extra/

 

 

 

 

 

 

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■発行人:萩原秀明

   http://www.compiere-distribution-lab.net/

■協力:株式会社オープンソース・イーアールピー・ソリューションズ

   http://www.oss-erp.co.jp/

 

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IDEMPIERE-4031:[CSV Import File Loader] - Missing font icon(不具合修正:Release-6.2)

  • org.adempiere.ui.zk/theme/default/css/fragment/font-icons.css.dsp

IDEMPIERE-4026:Incorrect User Element List 2 reversal value(不具合修正:Release-6.2)

  • org.adempiere.base/src/org/compiere/acct/FactLine.java

IDEMPIERE-4021:Error when copying lines from a closed order with lost sales qty(不具合修正:Release-6.2)

  • org.adempiere.base/src/org/compiere/model/MOrder.java

IDEMPIERE-4019:Wrong MR posting for order with price=0(不具合修正:Release-6.2)

  • 修正クラス:org.adempiere.base/src/org/compiere/model/MOrderLine.java

IDEMPIERE-4018:Order Line PriceEntered/PriceActual with incorrect Price List Version(不具合修正:Release-6.2)

  • org.adempiere.base/src/org/compiere/model/MProductPricing.java

IDEMPIERE-3999:menu Tree missing Info Window filter(機能改善:Release-6.2)

  • /org/adempiere/webui/panel/MenuTreeFilterPanel.java

IDEMPIERE-3979:Record Access Exclude problem(不具合修正:Release-6.2)

  • org/adempiere/webui/editor/WTableDirEditor.java

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【iDempiere PJ Reports】iDempiere World Conference2019

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今年の10月31日と11月1日の2日間、フランスでiDempiereワールド カンファレンスが4年ぶりに開催されます。 そして、その後に有料の開発者向けワークショップが11月4日~6日に かけて開催されます。

 

iDempiere World Conference 2019

iDempiere World Conference 2019の専用サイトです。

http://conference.amprofession.eu/
http://conference.amprofession.eu/

Wiki : iDempiere World Conference 2019

iDempiere World Conference 2019のWiki上での案内です。

フォーラム : iDempiere world Conference 2019 in Lyon

フォーラム上のiDempiere World Conferenceの案内です。

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2015年のワールドカンファレンスとワークショップの様子

【iDempiere Lab】伝票の日付と消費税率(税金情報マスタ)

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軽減税率の導入に向けて、iDempiereの各種伝票の日付と自動初期設定される税金情報マスタの関係について、調査及び研究しその成果をまとめておきたいと思います。

iDempiere標準機能

iDempiereの標準機能では、売上に係る消費税の計算(仮受消費税の計算)は、受注伝票と売上請求伝票で行われ、会計の仕訳は売上請求伝票の完成時に起票されます。そして仕入に係る消費税の計算(仮払消費税の計算)は、発注伝票と仕入請求伝票で行われ、会計の仕訳は仕入請求伝票の完成時に起票されます。

受注伝票/発注伝票 - DateOrdered

受注伝票と発注伝票は、DateOrdered(注文日付/発注日付)の日付で、適用する消費税率を自動的に初期設定します。これは、あくまでも品目マスタなどを入力した時に自動的に設定されるだけですので、必要に応じて変更する事ができます。

受注伝票
受注伝票

 

売上請求伝票/仕入請求伝票 - DateInvoiced

売上請求伝票と仕入請求伝票は、DateInvoiced(請求日付)の日付で、適用する消費税率を自動的に初期設定します。これは、あくまでも品目マスタなどを入力した時に自動的に設定されるだけですので、必要に応じて変更する事ができます。

売上請求伝票
売上請求伝票

JPiereのカスタマイズ機能

JPiereでは、次の伝票で消費税が関係してきます。

見積伝票/手書伝票 - DateOrdered

見積伝票/手書伝票は、DateOrdered(注文日付)の日付で、適用する消費税率を自動的に初期設定します。その際に、注意が必要となるのが、見積伝票/手書伝票はその伝票の性格上、取引先フィールドと取引先住所フィールドの入力が必須では無い事です。税金情報マスタを自動設定するロジックには、取引先や取引先の住所情報も必要となります。その情報が無いと適切な税金情報マスタを適用する事ができません。

そのため、取引先フィールドと取引先住所フィールドが未入力の場合には、税金情報マスタは適切なマスタを手入力して下さい。

見積伝票/手書伝票
見積伝票/手書伝票

出納帳

出納帳では、税金情報マスタの初期値を自動的に設定するようなロジックは実装されていません。適宜適切な税金情報マスタを選択して処理して下さい。

出納帳
出納帳

契約書

作成中

契約テンプレート伝票

作成中

売上計上伝票/仕入計上伝票

作成中

【iDempiere Lab】伝票の日付とプライスリストの金額の取得

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税金情報マスタと伝票の日付について調査及び研究したので、次にiDempiereの各種伝票の日付とプライスリストの金額の取得について、調査及び研究しその成果をまとめておきたいと思います。

iDempiere標準機能

iDempiereの標準機能では、プライスリストは、受注伝票と発注伝票、売上請求伝票と仕入請求伝票で使われています。

受注伝票/発注伝票 - DateOrdered

受注伝票と発注伝票は、DateOrdered(注文日付/発注日付)の日付で、品目マスタを選択入力した際に適用するプライスリストの金額を取得し初期設定します。

※この金額は、あくまでも品目マスタを入力した時に自動的に設定されるだけですので、必要に応じて変更する事ができます。

受注伝票
受注伝票

 

売上請求伝票/仕入請求伝票 - DateInvoiced

売上請求伝票と仕入請求伝票は、DateInvoiced(請求日付)の日付で、品目マスタを選択入力した際に適用するプライスリストの金額を取得し初期設定します。

※この金額は、あくまでも品目マスタを入力した時に自動的に設定されるだけですので、必要に応じて変更する事ができます。

売上請求伝票
売上請求伝票

JPiereのカスタマイズ機能

JPiereでは、次の伝票でプライスリストが関係してきます。

見積伝票/手書伝票 - DateOrdered

見積伝票/手書伝票は、DateOrdered(注文日付)の日付で、プライスリストの金額を取得し初期設定します。

見積伝票/手書伝票
見積伝票/手書伝票

契約テンプレート - DateInvoiced(プライスリスト適用日付)

契約テンプレートは、DateInvoiced(プライスリスト適用日付)の日付で、適用するプライスリストの金額を取得し初期設定します。

契約テンプレート
契約テンプレート

契約書 - DateDoc ≒ DateInvoiced

契約書は契約テンプレートからコピーして作成する事ができますので、その場合契約内容明細の金額は、契約内容明細テンプレートの金額をそのまま引き継ぎます。

契約内容明細を手入力する際には、DateDoc(伝票日付)の日付をもとに、プライスリストから金額を取得し自動設定します。

ここで説明の便宜上、DateDoc(伝票日付)と言っていますが、DateDocに入力した日付を自動的にDateInvoicedにコピーして、実際にプログラム上はDateInvoicedの日付をもとプライスリストから金額を取得しています。

契約書
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売上計上伝票/仕入計上伝票

売上計上伝票は、出荷納品伝票から作成される際に、受注伝票の金額を引き継ぎます。売上計上伝票を手入力する際にはDateInvoiced(請求日付)の日付をもとに、プライスリストから金額を取得し自動設定します。

仕入計上伝票は、入荷伝票から作成される際に、発注伝票の金額を引き継ぎます。仕入計上伝票を手入力する際には、DateInvoiced(請求日付)の日付をもとに、プライスリストから金額を取得し自動設定します。

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